CinePro-MovieReview  シネマプロダクション公式サイトにおける、映画レビューブログです。
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幹事長のひよこ
どうも!
ブログを始めて2日目。最低でも3日は頑張って坊主になろうと思うので、もうしばらく頑張ります。
今日は、一昨日くらいに、たまたま観た映画「はつ恋」について。
監督は篠原哲雄。最近では「真夏のオリオン」(09.6)が有名です。
1962年生まれで、明治大学在学中から制作の現場に入って、森田芳光や金子修介などの作品にフリーの助監督として関わり、89年に自主制作「running high」でpffアワード特別賞を受賞。93年に「草の上の仕事」で神戸国際インディペンデント映画祭グランプリを受賞。その後の作品は「月とキャベツ」(96.12)や今回の「はつ恋」(00.4)「地下鉄に乗って」(06)「小川の辺」(11.7)てな感じです。
僕は、全部観てないけど、「月とキャベツ」と「地下鉄に乗って」は好きでした。
さてさて、本題!映画「はつ恋」について。あらすじは・・・
{CMやテレビで活躍する田中麗奈主演の甘く切ない青春ドラマ。17歳の高校生・聡夏。春休み、母・志津枝が突然入院してしまう。父とのぎこちない二人だけの生活に、改めて母の存在の大きさに動揺する。聡夏は母が大切にしているオルゴールの中から、古い手紙を発見する。それは、母が書いたラブレターで、住所は母の故郷と同じ長野県上伊那郡、宛名には聡夏の知らない“藤木真一路”という名前。母の思いを知った聡夏は手紙の相手を探しに長野行きの高速バスに乗り込むのだった……。 }
{手間を省いてくれてありがとう!yahoo!さん}
はつ恋ってテーマ。誰しも経験があることだと思います。
僕この映画けっこう好きだなーと思ったんです。っていうのもあらすじ読む感じ、お母さんの初恋の回想シーンとか入ってだらだら長くなり、やっぱ初恋って、昔も今も淡く切ないですねーみたいな感じになるのかなっと予想してたんです。でも、回想シーン無いんです。あくまで、描いているのは、「今」。そこがなんか上品で好きでした。主演の田中麗奈の初々しさ、を始め、優しいお母さんの定番、原田美枝子も抜群の安定感、平田満さんの冴えない不器用そうな父親の感じもはまってましたし、真田広之もダメさの中にクールさがあって良かったです。ナイスキャスティングです。ちなみに原田美枝子さんは、いつも優しい母役が多いですが、「愛を乞うひと」という映画の中で、虐待する母親役もこなしています。実に器用なお方です。
また、脱線してしまった、、、。
僕は、篠原監督の映画は、肌触りが好きです。なんかの本には‘空気のように演出する‘と表現されてました。一つのシーンごとに、空気があって、それが、スーッと体の中に優しく入ってくるというか。
入ってくるというか包み込むに近いです。自然体なんですよねー。
それがちゃんと出てる映画でした。
最後に篠原さんが、movie大学という本のインタビュー中で言った一言について紹介します。

ー映画を作りたいとただ憧れを持っているだけの状態から、現実にファーストステップを踏み出すには、何が必要ですか?

篠原:それは、ほんとにつくるかどうかですよね。彼ら自身は可能性を持っていると思っているのだろうけど、中には作りたいけど作れない奴が絶対いるんです。でも作らない限りはやっぱり「作りたい」状態のままなんです。つくりたいという欲求ばかりが先立つわけです。自分が何に向いているかを見極めるかが重要ですよね。今は別に自分の作品作りたくないけど、作る場にいたいんだっていう場合もあるかもしれないしね。
2011'10'28(Fri)01:45 [ 未分類 ] CM0. . TOP ▲
幹事長のひよこ
どうも!
生まれたての幹事長、よしだです。
映画ブログ・・・前々から気になっていたんですが、勇気が出ず、書けませんでした!
しかし、、、幹事長となった今、やっぱり映画でサークル盛り上げたいッってことで頑張って書いていきます。先代のデリカット法皇お手柔らかに!

今日は、早稲田祭のフライヤー写真を植田(20)と寺島(20)と撮影してきました。二人の関西弁ヤジを浴びながら、シャッターを切り続けたよしだ。その結果、、なかなか可愛いのができたんじゃないでしょうか(:−;)出来上がり楽しみです。なんだかんだ二人のセンスに脱帽です。ありがとう!
で、その後、植田(20)に連れられて、早稲田松竹行ってきました!
ルイ・マル特集「死刑台のエレベーター」「地下鉄のサジ」の二本立て。
僕は、「死刑台のエレベーター」は大学1年生の春に大学の図書館で、「地下鉄のザジ」は高校3年の時にテレビかなんかで見たので、二回目だったんですけど、やっぱ映画館っていいですね!全然楽しめちゃいました。フランスのヌーベルバーグが一人、ルイ・マル。25歳という若さで自己資金で制作したデビュー作「死刑台のエレベーター」。正直言って、前見たとき、なんかオシャレ過ぎて、ついていけない部分があったんですけど、いい映画だなあと思いました。なんか自分の成長を実感しました。(笑)
映画のおもしろさの一つって、僕達が、観客っていう第三者的な立場から、観客しか知り得ない情報を持って、登場人物の気持ち、葛藤、すれ違いを楽しむことなんだと思います。(分かりにくくてすみません。)その醍醐味が詰まった作品ではないかと思います。ラストの現像中の写真を見つめる、ジャンヌ・モンローの表情。切なくもあり、どこか強さを感じさせます。ヌーベルバーグの作品に出てくる女性は、いつも強くて神秘的なイメージがありますね。まあ実際そうなんでしょうけど。あ、でこのジャンヌ・モンローっていう女優さん。ヌーベルバーグを語る上では、かなり外せないフランスの大女優です。「危険な関係」とかに出てるんですが、年をとってもお綺麗です。ぜひ、熟女好きな君は、「危険な関係」観てください。他にも「禁じられた遊び」の時まだ子役だったジョルジョブジュリーとか出てます。話がマニアックになったのでやめます。ちなみに、お気に入りのシーンは、取調室です。(^^)で、「地下鉄のサジ」。ほんとに同じ監督作ったのって誰しも思うと思います。ルイ・マルさんのイマジネーションの多様さにどん引きです。でも、もっと驚いたのは、フィリップ・ノワレが出演していたこと。そう、「ニューシネマパラダイス」のおじいちゃんです!今日知りました。うれしかったです。こっちは前観たときの方がおもしろかったです。今度は、童心を無くしてしまったことにちょっとショックでした。軽快な音楽とわくわくするイタズラ、追いかけっこ、無条件に心躍ります。全く違うタイプの映画観れて、今日は幸せでした。早稲田松竹の狙い通りといったとこでしょうかね。なんか初回からマニアックな話してごめんなさい。自己満足。でも、すんごい精神的に余裕があるときとかに、ヨーロッパの作品観ると、面白いです。まあいろんなジャンルの映画について書いていくので、暇な時にでも読んで、レビューください!金曜日まで松竹でやってます。ぜひ!
2011'10'27(Thu)00:42 [ 未分類 ] CM0. . TOP ▲
「春との旅」リベンジ
どうも!また更新しました!
僕、頑張りました!!

前回の更新について「これ、レビューになってないよね。」と反省したので、今回は「春との旅」についてちゃんと語ろうと思います。


前回長々と書いた長回しについてですが、「春との旅」においては、世界のノイズ性を映し込もうとする、つまり、物語性の否定である長回しを多用しているにも関わらず、そのノイズをリダクションしようとしているためにただ単調さを強調するだけとなってしまった、というわけです。
もちろん、長回しの効能が物語性の否定のみではありません。演技を見せる手段として、緊張感を高める物語的意図などなど使い方は個人の手にゆだねられており、未来も範囲に含めると用途は無限といって差し支えないのではないでしょうか。
しかし、「春との旅」からはその明確な用途が伝わってこねえ(笑)
おそらくは、名優たちの演技をたっぷりと編集で切り刻んだりせずに見せようとしたのではないか、と・・・。極上の素材に味付けはいらん、ということではないか、と思います。。
しかし、仲代達矢の演技・・・正直どうかと思う!古くないですか、あの大きな感情表現とか?おそらくミニマム化してきているであろう演技法の流れから見れば、あの演技は非常に古い。一人だけモノクロ映画時代の演技をやっているのではないかと思われるほどです。そのため、長回しは逆に違和感を引き起こしてしまっているのです。もちろん、柄本明や香川照之の演技は相変わらず素晴らしいですが。

脚本についても書きたいと考えていましたが、しんどくなったのでやめます(笑)
あ、「エクスペンダブルズ」はすげーバカ(褒め言葉)でした。


でりかっと法皇
2010'10'21(Thu)07:16 [ 未分類 ] CM0. . TOP ▲
久しぶりのレビューです。
久しぶりにレビューを書いてみます、
とはいうものの、これを機にみんなが書き込んでくれるようになれば・・・なんて意図は最早皆無です。自分が書きたいことを徒然書く、ついでに読んだ人もちょこっとだけ面白いなぁと思ってくれればいいなーなんて思ってます。
そもそも、映画について文章で書くのどーなのよ?って思っているので、考えのすべてを書いているわけじゃないです。文章化可能な限り、僕のやる気が出る限りのことを書いていきます(だから、ある映画に対する批評も映画でやればおもしろいんじゃない?“批評映画”っていうジャンル作って。でも、そんなのもうありそうだな・・・。ゴダールとかそうなんですかね?教えて、シネフィルの方!)。



てなわけで、わからない部分は丸投げしつつ、最近観た映画について書いてみます。
第1回は・・・「『春との旅』における長回しは何故つまらないのか」です!

第1回というのは、今後も気が向いたら書いていこうという意志の表れです。あくまでも、意志ですが。

で、「春との旅」ですが、
まあ、やたらと長回しをするんです、この映画。会話シーンはすべて長回しじゃないかな?しかし、これが全然おもしろくない(笑)
長回しでその場の空気感を表現?いや、緊張感を?そんなんわかりまへん。飽きますー、観てて!


で、いきなり話は飛びます。なんと、1895年、リュミエール兄弟による映画発明まで遡ります。
ちなみに、ここからは「アフロディズニー」という菊池成孔・大谷能生による、慶応での講義録を書籍化した本から論を援用しつつ進めていきます。
これ、長くなりそうだなぁ・・・なんか。もっとさくっと書こうと思ったんですよ、僕は。でも、好きなことを書くと決めたので好きに書きます。やることなくて困ってる人だけ読んでください(笑)

この「アフロ・ディズニー」の中では、リュミエールによって世界のノイズ性が発見されたと述べられています。カメラアイっていうのは、我々の眼がもつ、無意識的ノイズキャンセリング機能が存在しないために、ありのままの世界を映し出してしまうわけです。
我々の持つ、無意識的ノイズキャンセリング機能っていうのは、あれです。僕らは自分が思う以上に観たいもの、聞きたいことしか見聞きしていないということをかっこよく言ってみただけです。
たとえば、講義で先生の話を聴いているときのことを思い出してみてください。静かな教室の中に教授の声だけが響いているっていう記憶イメージが出てくるでしょ(出てこないやつは真面目に受けてないんだ!きっと!)?
でも、実際に教室で聴いてみてください。常になにかしらの音がノイズとして存在しているはずです。シャーペンカチカチだったり、クーラーブォォンだったり・・・。視覚に関しても同じです。教授の動き以外、なにもないように感じるでしょ(感じない奴は真面目に受けてな・・・)?生徒がせわしなく動いてますよ。多分、全員が動いてないなんて状況は存在しないはずです。
それにも関わらず、我々の視聴覚は教授の動きと音にのみ、チャンネルを合わせてそれ以外は排除するわけです。これぞ、人間の持つ、無意識的なノイズキャンセリング機能なのである!!

そんで、リュミエールに戻ってきます。
作品群の中に、家の解体作業の様子を記録したものがあります。更地にひとつ、家のレンガ壁が残っているのを、作業員がぶっ倒すっていう作品なんですが、当時の日本においてこれを観た観客は、倒壊したときに発生する土煙に歓喜したそうです。
他にも、テラスで母親と赤ちゃんが食事をしている作品があるんですが、この作品のタイトルは「風の吹く中で食事する母子」(曖昧な記憶なんで、タイトルの細部は間違ってるかも・・・)です。

なにが言いたいかって?
当時の人々は、我々が普段、ノイズキャンセリングしているであろう、土煙(普通、倒した人を見るとか、倒れた壁自体に注目するよね・・・?)や風(赤ちゃんの動きにしか目が行かないでしょ?普通?)の再発見に感動したのではないか、ということです。
ちなみに、講義で聴いたこととかをシャッフルして自分で考えたかのように言ってます。
カメラアイという、ありままの世界を映してしまう装置によって、我々は、自らが排除していた真の世界、意味が不在した世界を目の当たりにした、というわけです。
「アフロ・ディズニー」だと、モンタージュによって再度、世界の意味づけがなされたって書いてます。

で、「春との旅」に戻ってきます。ただいま!
おっと、その前に長回しについてちょっと書きます。

長回しって、ある意味モンタージュの否定ではないでしょうか。ポチョムキンみたいなカットを重ねて意味の鎖を作り上げていくことの否定なわけです。つまり、ノイズ性の復活を目論む手法なのではないか、というわけです。
画面内のどこを観てもいいよ、ノイズ自体を楽しむものだからね、っていうスタンスで使うものではないのでしょうか?これは、そのまま物語性の否定にも繋がっていくのではないでしょうか?
特に、黒澤清からそんな意図が感じられる気がします。勿論、黒澤清の映画に、物語が存在しないわけではないですが、そこからずれていこうとしているのは確かだと思います。黒澤清の長回しについても書きたいけど、長くなるからやめます(笑)

あー、もう「春との旅」についても詳しく書くのめんどいな!!
さらっと書きます!
この映画って長回しなのに、ノイズがないんですよ!だから、観るものが人間しかないし、声に集中するしかないんですよ!!映画でそんなことやれば退屈に決まってらあ!!



文章にすると長いな!!言葉で話したほうが効率いいな、これは!!
てなわけで、もっと詳しく聞きたい基地外がいたら僕に直接言ってください(笑)


以上!勝手に書いて、勝手に面倒になってやめるという人格乖離みたいな終わり方ですみません(笑)

たまには、こういうのもありかなと思います!!さようなら!!


でりかっと総督
2010'10'17(Sun)19:19 [ 未分類 ] CM0. . TOP ▲
アサイヤス特集「clean」と「夏時間の庭」
どうもー、バイトが暇でたまらぬでりかっとです。今日、松竹で観て来たオリヴィエ・アサイヤス特集の2本についてレビューを書いてみようと思います。あ、ネタばれします。

まず、「clean」から。
前半ごっそりいらないんじゃない?マギー・チャンがグダグダする姿を延々と見せられている印象を受けた。そこに彼女の感情が現れているわけでもないので、ひたすら「こいつ、何やってんだ。」という第3者的視点に置かれた観客にとっては、徐々に興味を失っていく・・。じゃあ、映像的に興味を引くのか、と言われればそうでもない。確かに、ところどころに入ってくるジャンプカットや細かく動きを追うカメラは特徴的である。が、あまり面白くはない。いや、どちらかというと、せわしなく動きすぎたが故に、うるさい印象を受けた。同じように人物の細かい動作を拾っていくカメラワークをしていた「空気人形」に比べると、かなり乱暴で荒いカメラだ。都会の持つ乱雑な空気感を表現しようとしたのなら、望遠で人物のアップを多用している点で失敗している。人物は抽象化され、彼らのポートレートと化している。にもかかわらず、ずっとグダグダしている。結果、つまらない。
でも、後半(具体的には息子と会うことが明確な目的となってから)は中々だと思う。いや、そうじゃないな。最後のレコーディングの長回し、あそこはよかった、というべきだ。あのカットは前後の脈絡とかどーでもよくなってなんだか泣けた。本当に、今まで(特に前半)いろいろやってきたのがどーでもよくなってなんだか泣けた。もちろん、息子との交流やらが会った上でのものなのだがそれだけでは説明できないものがある。歌が始まった瞬間、反射ともいうべき速度で感動が襲ってきた。あれは、いったい何なのか。説明できん。音楽の力か?それもあるだろうが、恐らくそれだけではない。あのカット、突然日常的空間から切り離された聖域、静謐な儀式的様相を帯びたカット。こう言えば多少表現できただろうか。
なんだか、やたらこのカットを褒めているように見えちゃっているけど、そこまで褒めているわけでもないよ。なんといっても、それ以前があまり良くない。もっとジャブを積み重ねておけば、ラストでグワァーッ!と感動が来たのに・・・、残念。


「夏時間の庭」について。
オリヴィエ・アサイヤスの映画って、やたら人が動くよね?そりゃ、他の映画でも動くんだけども、気になるほどに動いている気がする。そのために、田舎での穏やか〜な映画にもかかわらず、そこまでまった〜りな雰囲気になっていない。隣は寝てたけど(笑)僕は、もうちょっとメリハリつけてゆったりさせるところはゆったりさせていいと思った。おばあちゃんがいた頃の家と、いない家。そこに流れる空気はまったくもって異質なもののはず。序盤はもっと人が動かなくていいのではないか。すごく細かいことだけど。これは「clean」にも通じるところではあると思う。どちらも、物語の前提がほとんど描かれていない。「clean」でも、夫との関係性はまったくと言っていいほど描かれない。ちょっと口論して、それで終わりだ。彼女の言葉から関係を探るしかない。「夏時間の庭」でも、おばあちゃんの家についての前提がほとんどない。良いか悪いかは別にして、これは監督の特徴なのだろうか。他の作品を観てないからなんともいえない。それと、どちらも人が死ぬけれど、そこは深くは描かれていない。監督の趣向なのだろう。
と、脱線したので話を戻す。感情というものに敢えて触れすぎないようにしているのではないだろうか。オルセー美術館20周年記念作品だから美術品を撮ることがメインになっているのか、感情描写をするのではなく、その場の空気を掬い取るような構成だ。誰かの心情に深く入り込んでいくことは決してしない。ラストの娘の台詞に関しても、言った後すぐに彼女から離れていく。僕らの覗きたい期待を裏切っていく。それが僕は嫌いではない。「clean」はこの描き方が中途半端になってしまったのか。残念至極。
でも、ラストにかかる音楽。あれは、ミスだと思う。あの雰囲気には合わないよ。


以上、長々失礼いたしました

でりかっと
2010'07'08(Thu)03:26 [ 未分類 ] CM0. . TOP ▲